自閉症・発達障害の視知覚 〜 ぺぇさんの帽子と視野 〜

自閉症スペクトラムと視野の関係

今日は「ぺぇさんと帽子」のエピソードを紹介します(。・∀・。)

突然ですが、みなさんの小学校は私服でしたか?

 ぺぇさんの学校は制服でした。登下校の時は、必ず学校の帽子を被るのですが、
ぺぇさんは、かなり深く帽子を被って、下を向いて、地面ばっかり見て歩いていたのをハッキリと覚えています・・・というか、思い出しました。

 登校の際、信号のところで交通安全のため立っている方に「前見えてる?危ないよ!」と注意されることもしばしばw

 ぺぇさんは今でも外出の際は帽子を被ることが多いです。帽子を好むのはオシャレでもなんでもなくて、ぺぇさんの視知覚の問題だと思います。

 自閉症や発達障害のお子さんへは、視覚情報は「スッキリしているほうが良い」と一般的に言われています。ごちゃごちゃしていると、「どこ見て良いのか分かりにくい」、「注目しにくい」「重なっている図が見づらい」などなど、あります。

 大人になってから気づいたのですが、帽子を被ると当然ながら視野が狭まります。
 
あくまでぺぇさん個人の感想ですが…
(発達障害の方みなさんが、そうではないと思います)

 帽子をかぶる
 ↓
 視野が狭まる
 ↓
 目に入ってくる視覚情報が少なくなる 
 ↓
 ごちゃごちゃしているより、なんか落ち着く(。・∀・。)
 視野は狭くなるけど、見えている範囲の集中力は上がる…気がするw


 ぺぇさんは、子どもの時に、このことになんとなく気づいていたのではないかと思います。外部から飛び込んで来る視覚情報の量を自ら調整していいたのかも。
目が見えるかくらいまで深く帽子をかぶって、視線を下げて…その方が落ち着いていたのかもしれませんね。

 また、まわりからすると「帽子上げた方がよく見えるぞ」となりますが、本人からすれば「深くかぶっている方がよく見える気がする…」となりますね(;`・_・´)

…この辺の感覚の違いが、まわりからは理解されにくいところですね。


※ 昔のぺぇさんのエピソードを、今の知識で解釈したものであって、自閉症や発達障害のお子さんに帽子をかぶせることを勧めている記事ではありません。視野が狭くなると事故などのリスクが高まる可能性があります。
発達障害の人の中には、「そんな感じ方の人もいるんだね」程度で知ってもらえると幸いですm(_ _)m

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