【ぺぇさんの主張】カサンドラ症候群を勉強しての感想

カサンドラ症候群について解説したので、それに関してぺぇさんの考えを述べたいと思います(。・∀・。)!!


 現状、診断の基準となるDSM−Ⅴに記載がなく、あくまで、カサンドラ症候群は「病気」や「疾患」、「障害」として定義されているものではありません。

 DSM-Ⅴにも、問題点や継続した課題というのはあるので、これからも検討されていくかと思いますが、当面はキビシイのではないかと思います。

 「パーソナリティ(個人)」としての疾患については症例や研究も進んでいますが、「他者との関係性」となると、一概に言及することが難しいからです(;・∀・)

 「アレキシサイミア(感情を表出・知覚する困難さ)」が、研究の突破点になりそうですが…、これも十分な知見が整っていないと思います。

カサンドラ症候群の与えた影響


 そうはいっても、カサンドラ症候群が、「パートナー」が感じる困り感であったり、アスペルガー症候群を受け入れる・理解するまでの困難さを世に知らしめたことは非常に大きいと思います。

 ちょっと逸れますが、自閉症スペクトラムなどの「家族」であったり、障害のある子どもの「兄弟姉妹」をどう支えるかという、研究はこれまでにもありましたが、それはあくまで支援制度・福祉制度的な観点からであったり、特別支援教育教育・教育心理系の論文から、ポンっと「こんなことに困っている」というような調査が、日本では多いように思います。

 一方、カサンドラ症候群は、パートナーの方の「困り感」に共感し、押し上げられて知られるようになったといっても過言ではないでしょう(。・ω・)ノ 

 よく「当事者」というと障害のある人本人を指しますが、カサンドラ症候群は、障害のある人「本人だけが当事者ではない」ということを改めて示していると、今回いろいろ記事を書いて感じました(。・ω・)ノ 

 日本での臨床的なものはまだまだ少ないので、これから研究や支援なども充実していくことを願っています。
あと、そのうち、ぺぇさん夫婦の間についても、カサンドラ症候群の観点から考えたいですね(。・∀・。)
マクシーン氏の本も機会があれば読みたいと思います(。・ω・)ノ

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