【解説】カサンドラ症候群 〜 その2 マクシーン氏の「AfDD」の概念 〜

カサンドラ症候群の続きです。

ちょっと見慣れない英語が多くて読みづらく、抵抗感あるかもしれません
…すみませんm(_ _)m


今日は具体な中身について述べたいと思います!!(。・∀・。)
カサンドラ症候群の研究者、Maxine Aston(以下、マクシーン氏)の『Affective Deprivation Disorder (AfDD)』についてです。

AfDDは、日本版wikipediaに合わせて、「情動剥奪障害」としておきましょうか…
精神医学の翻訳はちょっと専門外なので引用させてもらいます(´・∀・`)ゞ

前にも書いたとおり、もともとは、「カサンドラ」が前についていたみたいですが、現在のマクシーン氏のホームページには「カサンドラ」が外れているので、ぺぇさんの記事でも念のため外しておきます。

…読みにくいようなら、カサンドラ症候群に読み替えてもらってもいいと思いますwww

それといい加減なぺぇさんの翻訳なので、興味を持たれた方は原文をチェックしていただければと思いますm(_ _)m

あと、小難しいことたくさん書いてるので、時間がなければ最後の「まとめ」だけでいいかもwww マクシーンさん、よいこと書いていましたよ(。・ω・)ノ

あんまり日本で紹介されてないんじゃないかな?マクシーンさんの本買うと書いてるのかなwww



マクシーン氏のサイトから適当に翻訳しますね(。・ω・)ノ

AfDD(情動剥奪障害)とは

情動剥奪障害( AfDD )は、情緒的・共感的もしくはアレキシサイミア(感情の知覚)が低い配偶者(または子ども)が経験することがある感情の欲求不足から生じる『関係性の障害』である、とのことです。

 当初は「アスペルガー症候群の成人配偶者」を対象としていましたが、今はアスペルガー症候群以外にも、うつ病、摂食障害、心的外傷ストレス障害、人格障害といった、低感情・アレキシサイミアが要因となる障害なども対象にしてると述べられています。

 ちなみにアレキシサイミアは「心身症」と関連が深いと考えられており、下の方でも述べていますが、自閉症スペクトラムとの関連性も研究されています。

AfDDの診断(マクシーン氏のサイトより)

各カテゴリーの指標の一部または全部に該当すること

パートナーは、以下の1つ以上の診断基準を満たさなければならない。
 ・低い心の知能
 ・アレキシサイミア
 ・低い共感指数

※心の知能とはEmotional Intelligenceの略ですね(。・∀・。)「EI」よりも、日本ではその指標となる「EQ」の方がよく知られています。IQが知能指数と言われますが、EQは心や感情の知能指数と呼ばれます。EQはまだまだ発展途上の概念です。

関連するプロフィールに、以下の1つまたは複数が含まれる。
・激しい対立
・家庭内虐待:精神的および/または肉体的
・婚姻や関係の満足度の低下
・関係の質の低下

AfDDの考えられる心理的症状 

・低い自己評価
・混乱・困惑
・怒り、うつ、不安の感情
・罪悪感
・自己喪失
・恐怖症 - 社会的/広場恐怖症
・外傷後ストレス反応性
・疲労
・不眠症
・片頭痛
・体重の増減
・PMT /女性に関する婦人科系の症状
・ME(筋萎縮性脳脊髄炎)
・低免疫

・・・だそうです。

書いてから、日本版wikipediaにもある事に気づいた_(┐「ε:)_
あ( ゚д゚)!でも日本版wikipediaには書いてないのもあるね…なぜだwww

アレキシチミアと自閉症スペクトラムとの関連

 氏はAfDDとアレキシサイミア(感情を知覚する障害)にも言及しています。
簡単に言うと、共感したり、感情を読み取ったりという力が弱い、ASD(自閉症スペクトラム)と関連があり、それは「心の理論」の問題によるそうです。
 アレキシチミアの罹患率は、自閉症スペクトラム(85%)だそうです。こうしたアレキシサイミアの成人と親密になる結果、AfDDが進行すると述べられています。

※アレキシサイミアは、感情に関する表出や知覚などの困難さを指す用語ですね(。・∀・。)
 たしかに、自閉症スペクトラムの特徴と重なるので、そういう結果になるでしょう!!


治療的介入

マクシーン氏のサイトでは「AfDD」が二次障害であることを強調しています。

 一次的な障害は「EDD」という似た障害があり、それは永続的な症状を見せるが、『 一方、 AfDDは、ストレスの多い状況が変化した後に消える二次的な関係である。 AfDDの二次的な奪取はEDDよりも治療介入に反応する可能性が非常に高い』と述べています。

また、

「両方のパートナーが協力して相違点を理解し、より良いコミュニケーション方法を見出し、両者のために働く情緒的表現と愛情を示すことの大切さ」を述べています。

マクシーン氏のサイトではその治療についても少しだけ述べられています(。・∀・。)

以下の治療項目はそれらで苦しんでいるAfDDの人に実施することができる。

 ・自己尊重の再構築
 ・声を出す
 ・否定的な反応を見る
 ・自己イメージを見る
 ・自信をつける。
 ・断言的になる。
 ・ワークショップに出席する。
 
 ・自己を見つける
 ・親 と子の役割の特定。
 ・学習された無力感を変える。
 ・自己を再建する。
 ・家族と関係の再構築。
 ・社会生活を再建する。
 ・サポートを見つける。

マクシーン氏はこうした取り組みができるとしています。
・・・(。・∀・。)閃いた!!まとめはズルしよう!!

まとめ

以下(みどりライン部)は、google大先生の翻訳にぶっ込みました!!ちょっと読みやすいようにぺぇさんが語句を代えています(。・ω・)ノ …それでも読みにくいですが、とても良いことが書いてあると思います。

 『AfDDは、人がいて過渡的な状況に基づいている二次的障害であり、関係における認識の欠如の結果であり、人格障害ではありません。 もちろんこれは意図的に引き起こされるものではありません。 どちらかといえば両者に違いのあるニーズが存在するという認識や拒否が欠如しているためです。

  感情的な相互主義、愛と帰属は、人間の必要不可欠なものです。これらのニーズが満たされておらず、その理由が理解できない場合、心身の健康に影響を与える可能性があります。 意識と理解はこれを排除することができ、AfDDの影響は、両方が非常に異なるニーズをどのように受け入れ、理解しているかがわかると改善する可能性があります。 自己診断や専門医による診断は、それほど大きな違いを生み出すことができ、どちらの責任も否定できないという認識があるため、関係の両方にプラスの効果をもたらすのはこのためです。 

 AfDDの効果は、原因の表出によって排除または削減できますが、両方のパートナーがそれを受け入れる場合に限ります。 受け入れは、AfDDパートナーが経験している感情的な入力の欠如を回復するための措置を講じることを可能にします。 この結果は、関係における両者の自尊心と自己価値を回復するのに役立ちます。 このことから、いくつかのカップルは、(診断が受け入れられれば)苦労している問題を、条件ではなく互いに関連付けることができます。 

 日光がSADのバランスを回復するのと同じように、感情的なインプットと理解は、AfDDの影響を受ける人のバランスを回復させることができます。 しかし、低感情性知性やアレキシチミアの影響を受けた成人が自分の状態を知らない、または拒否している場合、AfDDの影響は今後も続きそうです。』

※SADは季節性の鬱のことです・・・(。・∀・。)

 マクシーン氏のサイトでは「SADに似てて分かりやすい」とSADを紹介していますが、いくつかの日本のいくつかのサイトでは「SADの症状」と「カサンドラ症候群の症状」がごちゃまぜになって紹介しているような・・・(;・∀・)
 この2つはよく似ているとしていますが、すくなくとも、マクシーン氏のサイトでは「リビドーの喪失」はSADの症状として紹介されていますよ〜( 」゚Д゚)」


長くなったのでいったん切ります(ー_ー;)
次は、もう少し補足と、カサンドラ症候群に関するぺぇさん考えなんかを記事にしたいと思います(。・ω・)ノ 

 

関連記事

 ・カサンドラ症候群 その① 〜名前の由来〜
 ・カサンドラ症候群 その② 〜マクシーン氏のAFDD〜
 ・カサンドラ症候群を勉強しての感想

参考引用文献
・Maxine Aston氏のホームページ
 http://www.maxineaston.co.uk/cassandra/AfDD.shtml
 http://www.maxineaston.co.uk/cassandra/
・Affective Deprivation Disorder: Does it Constitute a Relational Disorder
 (http://www.maxineaston.co.uk/research/Affective%20Deprivation.pdf)
・日本版wikipedia 「カサンドラ症候群」
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%8 9%E3%83%A9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4



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