【解説】時間で決めるタイプとは?発達障害・自閉症スペクトラムのいろいろ


発達障害や自閉症スペクトラムといえば、「予定の変更が苦手」というのは、よく知られていますが、行動の起点に「時間」を基準にしているタイプもいることはあまり知られていないように思います(。・∀・。)


行動に移す基準を「時間」で決めているタイプとは?



健常者の多くの方は、今日の都合や自分の状態なんかで、決めるかと思いますが、「時間で決めるタイプ」では、「7時だからご飯を食べる」「○時になったから寝る」「○時だから〜◯◯する」…ということです。

そこには自分のお腹が空いたからなどの欲求よりも時間で判断されるようです。

 大きな要因としてはいくつか考えられると思いますが、


 1つはそうした欲求や感覚の程度を把握することが苦手なため、それよりも、目に見える「数字」の方が判断しやすいからではないかと思います。
 ぺぇさんにも自分の感覚よりも時間もしくは数値を基準に判断することがいくつかあります。ぺぇさんもどちらかというと、このタイプに重なりますね。


 前にもとりあげましたが、もう1つは同一性保持という側面です。一度、決まったパターンであったり、習慣であったりを確立すると、その通りではないと不安になる…というものですね。日常生活に大きく支障があれば「こだわり」と呼ばれます。


 おそらくこのタイプは「こだわり」とまではいかなくても、その時間にそのことをしていないと落ち着かないのではないでしょうか。時間に関する同一性保持の傾向も強いと考えます。

 あれこれ考え悩む&労力を使うことよりも、時間で判断して、それを続けることで不安なく過ごせるのだと思います。

子どものケースに関しても記載しておきますね(。・∀・。)

時計が読めない子どもでも、時間を基準にしてなさそうに見えても、こだわりに紛れて出てるパターンもあります。

わかりやすいのは、時計の代わりにテレビ番組を基準にするケースです。
(毎日の夕方のアニメの時間帯、毎朝の子ども番組が始まる&終わるタイミングなど)
この番組が始まったから、終わるから、ご飯を食べようとか、歯を磨こうとかですね。


ただ、他の情報で代わりになるかと言われると、そうはいかないのが難しいところです。

こうしたケースでは、おそらく、「テレビ」がついているという状態にすでに「こだわり」があるかと…。テレビを見ながらじゃないと○○できないというこだわりへと結びついている、もしくは関連して、この番組が終わらないと・・・という「こだわり」もあります。こうしたケースは番組に限らず、録画も含みます。

いずれにしろ、子どもにテレビの主導権がある場合は、少しずつこれを崩していく(ルールを築く)必要があります。とても根気と時間が必要です。

・・・( ゚д゚)ハッ!
いつの間にかテレビのこだわりへの対応についての話になってるw


まとめ

発達障害や自閉症スペクトラムの診断を受けている方で、「時間で行動している自覚がある人」や「いつもの時間に決まったことをしてないとソワソワする方」は、もしかするとこうした傾向にあるタイプかもしれません。

「こだわり」まででなければ、特に支障ないかと思いますが、客観的にソワソワする原因が「時間」と自分で分かっているだけで、ずっと生活は楽になりますよ(。・∀・。)



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